
MGウイングガンダム(EW版)が完成しました。


2004年に発売されたものの成型色変更商品です。
当時は既にABS素材も導入済みで、最新の商品と並べても
なんら見劣りを感じる事はありません。

EW版ガンダムも近いうちにすべてMG化されることでしょう。

こんなに巨大な翼を背負っていてもしっかりと自立してくれます。

細部を順に見ていきます。
<頭部>
センサー各部にはシールを使っていますが、

目は塗装で仕上げています。
組立前につや消し黒を塗ってからメタグリーンで塗り分けます。
スミ入れはシャープペンシルを使っています。
マスクのスリットのみリアルタッチグレー3です。

ここもスミ入れはシャープペンシルです。
側面ダクトは油性スミ入れペン黒で塗りつぶしています。
縦割り分割に時代を感じます。

アンテナ中央のシールは組立後に貼っても問題ありませんが、

頭頂部前後のシールは組立前に貼っておく事をオススメします。
両耳の白いパーツのパーティングラインは整形しておきましょう。
<ボディ>
シャープペンシルでスミ入れをしつつ組み立てていきますが、
いちばん問題になるのは胸部中央のレンズでしょう。
シールはクリアパーツの縁まではフォローしていないのですが、
このように処理すれば全体をカバーできます。

まず、グリーンに着色されている部分を余白ごと切り抜きます。

次に切り抜いた余白の部分を貼ってから中央部を貼ります。

レンズを被せるとシールの余白部分が少々はみ出しますが
まったく問題ありません。

ボディフレームを組み立ててからレンズ表面を塗装します。
旧色Mr.カラーのクリアイエローとクリアグリーンを2:1で混合
したものを塗ってあります。
これでレンズの処理は終わりです。
以下の塗装はすべてグレー24です。(塗装はすべて組立前)

首とその周囲。

腹部フレーム。

腹部フレームの塗装が剥がれないように接合部内側を削って
クリアランスを確保しましょう。
<肩,腕部>
肩ブロック(白と黄色の間)には隙間ができます。
この隙間はVer.Kaとして発売された頃からありました。
○ディティールはグレー24で塗装します。

前腕部のパーティングラインの整形後、シャープペンシルで
スミ入れをしています。手首は最新のEW版MSからの移植です。
センサー部はシールを使っています。

腕の黄色いパーツはこのようにグレー24で塗装しておきます。
<腰部>
フロントアーマーの固定軸、

テールアーマー下部と中央のダクト状部分を
グレー24で塗装します。
<脚部>
組立前の塗装はすべて足首周りに集中しています。
足首ブロックの上から被せるパーツと、

アンクルガード部サイドダクトと固定軸受け、

正面中央のダクト口をグレー24でそれぞれと装します。

外装パーツにシャープペンシルでスミ入れ後
組み立てて完成です。
<背部>
中央部はスミ入れのみです。

ウイングの塗装は、

ノズル部をすべてグレー24で塗装します。

上部もこのようにグレー24で塗り分けます。

ノズル部の塗り分けで引き締まった印象になります。

ウイングの縁に隙間ができるので接着しました。
<武装>
スミ入れはシャープペンシルでシールドとライフルに施します。
シールド裏面へのスミ入れも忘れずに行います。

ライフルのセンサー部にはシールを使います。
○部分はグレー24で塗り分けておきましょう。

マズル中央のパーティングラインは整形しておきましょう。
<完成>
ライフルを手に持たせるとかなり場所をとるので、

普段はこのようにしています。

トールギスはⅡ,Ⅲも揃えようかと思っています。
Ver.Kaとの比較です。

幸い、フレーム色以外の追加塗装が無いので今回の記事の
グレー24で塗装した部分をすべて変更すればOKです。
Ver.Kaのフレーム色はつや消し白とレッドブラウンを1:1で
混ぜると似た色が出せます。
TV版ウイングガンダムとは、

大きく印象が異なります。同じ機体名ですがまったくの別物です。
ウイングゼロカスタムはこの度の震災により失われました。